日本臨床高気圧酸素・潜水医学会
代表理事 島崎 修次
平成19年5月の社員総会におきまして八木代表理事のあとを引き継ぎ代表理事に就任いたしましたのでここにご挨拶を申し上げます。学会発足当初より監事として会務全般を俯瞰してきましたが,引き続き代表理事として本学会の発展のためにいっそうの努力をさせていただきたく思います。
さて,本学会は八木博司先生を代表理事として有限責任中間法人日本臨床高気圧・酸素潜水医学会として平成16年5月に発足いたしました。設立後の会員諸氏の活動は目覚ましいものがあり,昨年より専門医制度および高気圧酸素治療装置操作認定技師制度をスタートさせ,専門医についてはすでに30余名が誕生しております。後者については今春より認定のための講習会を開催すべく準備を進め,そのための教科書の発行に向け最終編集作業に入っております。
昨今の病院医療の展開には職種を越えた連携やチーム医療の実践,または医療提供側と患者との協働等の視点が求められています。このためには,新しい考え方に充分に応えることのできる人材を育成し,新しい医学・医療の進歩を反映した研究・治療を進歩させることなどが求められます。
特に高気圧酸素治療の領域では,適応疾患に関するEBMの確立を追求し,安全性・経済性の向上を求めていくことが極めて重要と考えます。他方,潜水医学の領域では研究態勢の遅延が見られ,改めて欧米諸国との共同研究や成果の共有を進めていかねばならないことを痛感します。
この新しい学術団体がこれからの高気圧医学・潜水医学発展の起爆剤,推進役としての役割を果たせるよう誠心誠意努力する覚悟でございますので,何卒ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。